昨日は宇和島のお稽古でした。その内のお一人が調子が芳しくないと聞き、帰りに吉田町の自宅に伺いましたが、病院にいらした後で残念でした。
旧道を通り、山々の削られた後やビニールシートに覆われた山肌を見、相変わらず一方通行のトンネルの数々を見、小さいケーキ屋さんの水に埋もれた時の話を聞き、重い心でこの町を後にしました。
あれから一年…私は何をしたのだろう。宇和島に稽古に行くこと そこに何かプラスの行動を起こしたい。
7月7日で被災一年
この次に続く日々に 考え得る全ての知恵を結集させて 行動を起こしたい
どうか私のブログを読んで下さる方々 力を合わせて復興の足元を、共に固めて頂きたい。個々の知恵を拝借したく思います。
能楽の本質を学ぶこと、真摯な生き方を説くこと、650年前の日本人の思いを今に重ねること、
私はこれら全てを背負いながら
目の前の悲嘆に満ちた眼を、疲れた手を、何とかしたい、と混沌の中にいるままです。
焦点が定まるまで暫く模索は続くのかも知れません。
宇和島の稽古はここにて致します。t.hさんが、稽古の度に、心の込もった、それはそれは温かいもてなしをして下さるのです。
松山に帰宅し、稽古が始まります。
ここに、卵の君が 登場です。多忙な私を気遣い、今日もインカの卵を携えて稽古にいらっしゃいました。私の周りの方々は 本当に純粋で優しい心に満ち溢れているのです。
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