風蘭と五百羅漢と上求菩提

昨日は久しぶりに更新したためか

29回もアクセスがあり ありがとうございました

さて尾道市の蘭の 才能豊かなお弟子さんからは 写真のように 風蘭をお土産に託されました もう嬉しくって朝から香りの中で楽しんでいます

ほら この下の写真が 彼女のお稽古場に通じる道です 豊かな自然の郷 そこに蘭に囲まれた大きなお部屋で 昨晩も厳しい謡の稽古が続きます

そして昨日は良い出会いがありました

因島の五百羅漢の石仏たちです

それからそれから このことばです

上求菩提 下化衆生

私が常に求めていた前半の言葉

私が願っていた後半の思い

因島ミシュランのお蕎麦屋さんに掛かっていました  暫くそのご主人ともゆっくりお話させて頂きました 謡の中で この言葉が出る度に 私の前に座すお稽古の方々に いつかこの言葉がご自分の生き方の中に疑問符と共に投影されますように……

と願って止まなかったものでした

この言葉を久しぶりで呟きながら

次に出会ったのは五百羅漢の沢山の石仏たち 

下から見つめる 卑小な未だに悟れない私を何も語らず 半眼でご覧になっていました

今日もお稽古が始まります
謡の言葉をどこまで紐解いて頂けるか
節や音階 舞の型だけでなく
そこまで到達してくださる日がいつか来ますよう長い目でお待ちしています
そしてそれ以上に私自身 己の怠け心と格闘しながら 様々な師匠に 厳しく学ばせて頂いています

松山から尾道へのお稽古の道の先に

上求菩提 下化衆生

五百羅漢

が 点と線で結ばれた因島の旅がありました

泰鳳会

能楽を通じて日本の古典を学びます。

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