13年前の話

昨日 Y.Nさんとお電話でお話する機会がありました  お一人暮らしを心配して息子さんが県外から迎えに来る と言って 私の稽古から去られた方で 今は東温市に戻って長いとのこと  うっかり私の記憶の彼方の方でした 毎日のようにお謡本を出して 先生のテープを聞いて 一人で好きなお謡をしています お友達はもう全て連絡先も処分してお付き合いはありませんが 先生の携帯番号と住所だけはここにあるのです 竹原まで行くにも 足は不自由になり 今年で89歳になりました とのお話に 「出会い」とか「一期一会」とかいう言葉の意味を  違って捉えていた自分に気がつきました  13年前の時間が一瞬にして甦りました  月に一度でもこのお一人のために 東温市の家にお謡を教えに行こう   気持ちを改めて引き締めた有難い一日でした  

日本語を大切に理解し その深さを心で感じること   今 「令和」  という日本語を元号としてどう捉えていくか  謡の古語の世界を通して 考えて頂きたい その思いを発信していきます



泰鳳会

能楽を通じて日本の古典を学びます。

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